国交省による『粉飾の手口』

粉飾された2兆円:ミラーページ  (*ご利用にあたっては注意事項を必ずお読み下さい。)

 山根治blog「粉飾された2兆円」のミラーページ。公認会計士の視点で書かれた斐伊川直轄河川改修事業(大橋川)に関する連載ブログ記事です。

【目次】

粉飾された2兆円 -1 (2008-04-22)
 道路特定財源をどうするか、とくに今年の3月31日で期限切れになる、ガソリンとか軽油にかけられている暫定税率をどうするのか、について国会で与野党が激突し、最近の国会としては珍しい位真剣な議論がなさ...
粉飾された2兆円 -2 (2008-04-29)
 この2兆円というトホウもない数字、実は国土交通省が私の地元で推し進めている、6,000億円規模の治水事業の経済効果として公表されている金額です。前回お話したB/C(ビー・バイ・シー)比率のB(ベ...
粉飾された2兆円 -3 (2008-05-06)
 2兆円という数字が何を意味するのか、あるいは国交省がインチキをしている(らしい)と断ずるのは何故であるか、とんでもないインチキのカラクリを述べる前に、現在私達松江市民が心の底から守り通そうとして...
粉飾された2兆円 -4 (2008-05-13)
 このように、私達松江市民の多くは、宍道湖(しんじこ)と中海という2つの汽水湖を有機的につないで、いわば扇の要(かなめ)となり、水郷松江にとって大きな役割を果している大橋川に対して、限りない愛着を...
粉飾された2兆円 -5 (2008-05-20)
 これまで私達地域住民は、大橋川改修工事について国交省から説明を受け、何度となく話し合いをしてきました。実際に話し合いをしてみて痛感するのは、双方の話がスレ違い、全くかみ合わないことです。いくら私...
粉飾された2兆円 -6 (2008-05-27)
 テーマの背景についての説明はひとまず終え、2兆円という数字を何故インチキであると判断したのか、その説明に移ります。  私が注目した公文書は、 『河川改修事業及びダム建設事業の再評価項目調書』 と題...
粉飾された2兆円 -7 (2008-06-03)
 費用便益の比率(B/C比率)は、粉飾された2兆円-1で説明しましたように、費用(C、コスト)と便益(B、ベネフィット)との比率です。国交省は、この治水事業の費用を6,047億円、便益を2兆658...
粉飾された2兆円 -8 (2008-06-10)
 年便益(B-2)をもとにして、総便益(B-3)を導く計算式は次のとおりです。(『マニュアル』P.41) bt: t年における年便益 r: 割引率(0.04とする) S: 整備期間(年)  ここでBは総便益...
粉飾された2兆円 -9 (2008-06-17)
 国交省がこの治水工事の経済効果(つまり総便益ということです)として公表している2兆658億円が、実際にはありえない架空の数値であることを論証するのに、まず、経験則(経験則。経験的事実に基づいて得...
粉飾された2兆円 -10 (2008-06-24)
 水増したインチキの経済効果を堂々と公表し、治水事業を継続する根拠としているのは、斐伊川水系だけではありません。どうも国交省河川局が全国的に統一してゴマかしているらしいのです。国交省出雲河川事務所...
粉飾された2兆円 -11 (2008-07-01)
 B/Cの値が全国で最大の値を示している、宮城県の 白石川広域基幹河川改修事業 について、改めて考えてみることにしましょう。  この河川改修事業では、費用(C)が89億円に対して、便益(B-3)が1...
粉飾された2兆円 -12 (2008-07-08)
 これまで私は、2兆円という数字が実際にはあり得ない荒唐無稽(こうとうむけい。この世の中でそんなばかなことが有るはずは無いということが分かりきっている様子、-新明解国語辞典)な絵空事(インチキとい...
粉飾された2兆円 -13 (2008-07-15)
 前回行った推計計算によって、斐伊川水系の治水工事の経済効果として公表されている2兆658億円について、そのインチキの度合を推計したところ実に64倍もの水増しをしていたことが判明したわけです。その...
粉飾された2兆円 -14 (2008-07-22)
 これまで私は、斐伊川水系全体の経済効果について考えてきました。国交省が公表している2兆円という経済効果は、現実にはあり得ない架空の数字であることを示し、その上でこの事業の経済効果を推計し、最大で...
粉飾された2兆円 -15 (2008-07-29)
 前回の議論を踏まえた上で、次に、大橋川改修事業の経済効果を推計してみることにいたします。  明治初年以来最大の洪水は、昭和47年7月のものであったこと、大橋川改修事業の前提となっている150年に...
粉飾された2兆円 -号外 (2008-07-31)
 国土交通省がやっている公共事業については、5年に一度再評価をすることになっています。しかも、その際に、事業の投資効果の見直しが求められており、“原則として再評価を実施する全事業について費用対効果分...
粉飾された2兆円 -16 (2008-08-05)
 前々回の終りで触れましたように、私を含む多くの松江市民は、松江市の洪水のためであれば、なにも多額の税金を投入してまで上流に巨大なダムを造ったり、大がかりな放水路を造ったりする必要はなかったのでは...
粉飾された2兆円 -号外2 (2008-08-05)
 先週の号外で紹介した地元紙の記事は、重要な点で誤っているようです。“斐伊川・神戸川治水対策事業の審議では、上流部のダム、中流部の放水路、下流部の大橋川改修の三点セットのいずれも事業継続を妥当と判断...
粉飾された2兆円 -号外3 (2008-08-11)
 私達松江市民の多くが疑問を抱いてきた「大橋川改修事業」が、一転して中止に向かって動き出したようです。  私がこのブログで取り上げている経済効果(費用便益分析のことです)の大幅な水増しトリックに加え...
粉飾された2兆円 -17 (2008-08-12)
 地域住民に重要な情報を隠しつづけ、なんとか事業開始に持ち込もうとしているのが国交省出雲河川事務所です。私達地域住民が開示を要求している、たとえば、 洪水発生時の流量シミュレーションの詳細、 洪水発...
粉飾された2兆円 -18 (2008-08-19)
 松江市当局は、国交省の大橋川改修計画に同意する見返りとして、街づくりを考えたり、時代錯誤としか思えない路面電車を思いついたりと、もっともらしい大義名分をつけるのに必死です。国が全てやってくれるの...
粉飾された2兆円 -19 (2008-08-26)
 なにが何でも大橋川改修事業を押し通そうとしている国交省と、それに便乗して街づくりをしようとしている地元自治体。たとえて言えば、こんなところでしょうか。  親のスネかじりに明け暮れていた放蕩息子、...

【参考】 流れのゆくえ

 斐伊川直轄河川改修事業(大橋川)に関する読売新聞の連載企画。(2008年)
  1. 治水か立ち退きか<1>(3月31日)
  2. 住民参加 関心低く声広がらず<2>(4月1日)
  3. まちづくり活性化巡り揺れる住民<3>(4月2日)
  4. 環境調査 シジミ漁への影響懸念<4>(4月3日)
  5. 堤防の高さ 国が歩み寄りの姿勢<5>(4月4日)
  6. 見直し要望 国は地元意見「反映」を<6>(4月5日)
  7. 国の立場 懇談会で柔軟に検討<7>(4月7日)
  8. 住民の納得 「計画ありき」姿勢転換を<8>(4月8日)